スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

3.叶えるつもりもない献立

ガッシャーン!

「・・・・ッ!?」

突然の音に目が覚め、部屋の中を見回す。

けれど、特に変わったことはない。

何の音だ?

うっすらと日の差すカーテンを開ける。

かすかに鳥のさえずりが聞こえたが・・・

いつもと変わらない朝。

夢だったのかもしれない、と思いベッドへ再び潜った。



いや、ちょっと待てよ・・・?

僕は、寝起きで少々寝ぼけているであろう頭の中を整理した。

さっきの音はおそらくキッチンの方から・・・

今の時間は・・・朝食を作っている時間、かな

「えーと・・・今日の当番は・・・」

ふと、頭の中で誰かの声がリピートされた。

"みんながびっくりするような献立を考えておきますから!"

僕は体から血の気が引いていくのが分かった。

「ゼルダ姫っ!!」



まさか、姫に何かあったのではないだろうか?

姫は、料理が得意だ、とは言えないから・・・

鍋でもひっくり返したとか?

もし、それがもろに体にかかっていたりしたら・・・

考えたくもない!



「ゼルダ姫っ!ご無事ですかっ!?」

キッチンの扉を開けるのと同時に僕は言った。

「えっ・・・無事って・・・一体どうしたの?」

いきなり扉から飛び出してきた僕を見て、姫は目を丸くしていた。

姫は手を後ろに回し、必死に何かを隠そうとおろおろとしている。

僕に気づかれまいと何も起きなかった、というふうに装っているが・・・

いくら必死に隠そうとしても、それは離れている僕から見ても丸見えだった。

姫の後ろにはひっくり返った鍋。

おそらく、スープ"だった"と思われるものが床にぶちまけられていた。

・・・・あぁ、僕の予想が当たるとは。

「わわ、私は大丈夫ですから、朝食ができるまで寝ていたらいかがかしら?」

そう言って、僕の肩をぐいぐいと押した。

でも、こんな状態を放っておけるわけがない。

「いや、その・・・僕、手伝いましょうか?」

「え・・・?」

「片付けとか、一人じゃ大変でしょう?それに、僕、目が覚めちゃって・・・」

本当は、姫が心配で来た、なんて恥ずかしくて言えない・・・

「本当ですかっ、リンク!助かりますっ!」

・・・断られなくてよかった。

内心、ホッとしたのを悟られないように、笑顔を返した。

「いえいえ、気にしないでくださいよ。・・・にしても、この鍋・・・どうしたんですか?」

そう、さっきから気になっていたひっくり返った鍋・・・

何があったのだろう?

姫は、俯きながら口を開いた。

「恥ずかしい話なのだけれど・・鍋を持とうとしたら、あまりにも熱くて手を放してしまったの・・・」

そういう姫は、本当に恥ずかしそうで長い耳の先まで赤くなっていた。

きっと、顔はすごく真っ赤になっているのだろう。

見てみたい、と思ったが、俯いてしまっているので表情はうかがえなかった。

流石に、下から覗くのも失礼だし・・・

「怪我はありませんでしたか?」

「ええ、平気です。思わず、フロルの風を使って避けてしまいましたし。」

「怪我がなくて本当に良かった。」

僕は心の底からほっとした。

「・・・にしても、姫、魔法まで使うなんて・・・」

僕は、笑いをこらえきれずに笑ってしまった。

「い、一番安全そうだったんですもの!それに、リンク、あなたパジャマのままじゃないですか!」

「パジャ・・・マ・・・?」

慌てて自分の服を見る。

・・・・・どこからどう見てもパジャマにしか見えない。

「ふふふ、リンクったらおかしいわ」

「し、仕方ないじゃないですか!姫のことが心配でっ・・・・」

「えっ・・・・」

あっ


・・・・言ってしまった。

今度は、僕の顔が赤くなる番だった。

姫は、そんな僕の様子を見て微笑むと、耳元で聞き取れるか、聞き取れないくらいかの声で言った。

「ありがとうございます」































初めてのリンゼルでした・・・

料理がすごく上手なゼルダ姫もいいけれど、下手な姫もいいんじゃないかなぁって。

自分で料理する機会なんて皆無でしょうしね。

・・・あ、リンクのパジャマ姿は想像にお任せしますb

お題と内容がいまいち一致しなかったのが少し心残りですかねぇ・・・

ともかく、リンゼル書けてよかったなぁ、ってことで今回は〆ます。
スポンサーサイト

テーマ : 日記
ジャンル : 日記

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

春尋

Author:春尋
初めていらっしゃった方は
はじめにをご覧ください。

小説はMainよりどうぞ。



ちびlettera
写メ日記です。随時更新のはず。
またの名を生存確認。

何かありましたら拍手
下のメールフォームよりどうぞ。










現在の閲覧者数:

カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。